プロデューサー/関口大輔

フジテレビ入社後、ADを経て編成局映画部に所属。映画やドラマの企画・プロデュースを手がける。『パラサイト・イヴ』『東京日和』などでアシスタントプロデューサーとして参加後、同世代の矢口史靖と組み、プロデューサーとして『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』などを企画・製作し邦画界に新しい流れを作る。この流れは日本の閉鎖的な興行システムに風穴をあけた。
映画の企画から公開・宣伝・DVD、BD制作・テレビ放送・海外配給まで一作品を通し全てにプロデューサーとして関わり、作品の統一性をはかることを心がけている。企画の段階で宣伝やDVD、BDの特典映像まで考慮し、脚本開発する制作スタイルは極めて珍しいプロデューススタイルである。しかし、この統一性により映画がヒットしているともいえる。
大学時代は、ビジネススクールで、マネージメント、マーケティング、M&Aなどを実地で専門的に学び、論文を多数執筆している。特に数値的結果だけで判断しないマネージメント術と、経営立直しに関するノウハウが高く評価された。この知識と論理的な分析学をうまくエンターテイメントビジネスに転用しているようである。実際、映画制作現場では、予算管理とスタッフ、キャストのマネージメント力を高く評価されている。
フジテレビ映画においては、臼井裕詞プロデューサーが手がける『ローレライ』『海猿』のような男性向き路線の映画と双璧をなし、中規模なコメディや幅広いターゲットに向けたの映画制作を得意とする傾向にある。2000年以降のフジテレビ映画のヒット路線を支えるプロデューサーのひとり。
『ハッピーフライト』の登場人物・鈴木和博(演:田辺誠一)役のモデル。
2009年、映画事業局映画制作部からドラマ制作センターに異動し、ドラマも手がける。

映画作品

パラサイト・イヴ(1997年) アシスタント・プロデューサー
東京日和(1997年) アシスタント・プロデューサー
がんばっていきまっしょい(1998年) アソシエイト・プロデューサー
ジュブナイル(2000年)プロジェクト・スタッフ
世にも奇妙な物語 映画の特別編(2000年) アソシエイト・プロデューサー
WATERBOYS(2001年) プロデューサー
ラーゼフォン 多元変奏曲(2003年) 企画
コスミックレスキュー(2003年)ノンクレジット 企画
踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年) アシスタント・プロデューサー
解夏(2004年) プロデューサー
スウィングガールズ(2004年) プロデューサー
ローレライ(2005年)ノンクレジット サウンドコーディネート
交渉人真下正義(2005年)ノンクレジット 脚本協力
ブレイブストーリー(2006年)プロデューサー 音響制作と宣伝を担当
それでもボクはやってない(2007年) プロデューサー
ハッピーフライト(2008年) プロデューサー
ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~(2009年) プロデューサー
SP The Motion Picture 野望篇(2010年) プロデューサー
SP The Motion Picture 革命篇(2011年) プロデューサー